Cloud-to-Cloud Backupが取得できる情報について
CCBで取得可能な Micrsoft365の情報についてまとめましたのでご確認ください。
標準動作変更のお知らせ 2024/0523より
以下のバックアップの標準動作が変更になりました。
対象: Exchange Online
内容:2024 年 4 月 11 日以降に作成された顧客アカウントについては、Exchange Online の 回復可能なアイテム(Recoverable Items) とアーカイブメールボックス(Archive mailbox)フォルダーが既定でバックアップされなくなりました。
理由:この変更は、次の 2 つの理由で行われました。
回復可能なアイテムのサイズは指数関数的に増大する可能性があり、Exchange バックアップ ジョブの完了にかかる時間と Microsoft のスロットルの両方が大幅に増加し、ジョブの完全性が低下します。
このデータはすでに別の場所にバックアップされている重複データであるため、大多数の顧客には必要ないことが判明しています。たとえば、ユーザーがメールを受信すると、そのメールは受信トレイにバックアップされます。メールが削除された場合は、「削除済みアイテム」フォルダーに再度保存されます。回復可能なアイテムもバックアップされている場合、メールもそのフォルダーに再度バックアップされるためです。
2024 年 4 月 11 日より前にアクティブ化されたCCBアカウントをお持ちのお客様は、引き続き回復可能アイテムおよびアーカイブメールボックスの回復可能アイテムフォルダーをバックアップできます。こちらの標準動作においては変更がご希望の場合は、弊社サポートまでお問い合わせください。
制限について
対象: OneNote
制限:ユーザーまたはグループ1つあたり 5000を超えるOneNoteのアイテムがある場合、もしくは、1つの OneNoteアイテムが 2.3GBを超えるサイズの場合、バックアップに失敗します。
原因:MS社のAPIの仕様のため
Exchange Online
対象
ユーザーメールボックス
共有メールボックス
データ
フォルダー
メール
予定表
タスク
連絡先
ノート
インプレースアーカイブ
回復可能なアイテム
対象にならないデータ
回復可能なアイテムの監査フォルダーおよび回復可能なアイテムのアーカイブ
パブリックフォルダ(今後対応予定)
リソースメールボックス
OneDrive for Business
対象
OneDrive for Businessが有効になっているユーザー
データ
ファイル
フォルダー
OneNote
AIPで暗号化されたファイル(元の場所にリストアのみ対応)
対象にならないデータ
権限(今後対応予定)
SharePoint Onlineの OneDrive for Businessへのショートカットの追加機能を使用した共有ファイルとフォルダー
SharePoint Online
対象
すべてのルートレベルのサイトコレクション
データ
ルートサイトコレクション
サブサイト
リスト
ドキュメントライブラリ
OneNoteファイル
サイトページ(リストア前に、カスタムスクリプトを有効にする必要がある)
サイトの権限(権限のみリストアは不可、組織の外部ユーザーは含まれない)
リストの権限(権限のみリストアは不可、組織の外部ユーザーは含まれない)
対象にならないデータ
リストビュー
ファイルバージョン履歴
サイトアプリケーション
Microsoft Teams
対象
ユニファイドグループ(Microsoft 365グループ)
resourceProvisioningOptionsが”Team”であるグループ
データ
グループ/チーム
グループ/チームの所有者およびメンバー
チームサイト
チームのメールボックス
チームのファイルおよびフォルダー
チームのパブリックチャネル
チームのプライベートチャネル
対象にならないデータ
チャネルのタブ
チャネルのWiki
チャネル上の会話(今後対応予定)
チャット上の会話(今後対応予定)
Barracuda Campusの情報はこちらをご参照ください。
Campus: Microsoft 365でどのようなデータがバックアップされるかを理解する